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墨東或いは城東とも呼ばれ庶民に親しまれてきた町、墨田区、江東区を中心に周辺の水辺と共生し発展してきた町並みにスポットを当て興趣ある話題提供作りにチャレンジします。 |
秋葉原へ移転,消防技術試験講習場 |
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2005年4月1日よりITのメッカ 秋葉原へ消防技術試験講習場の業務(設備士講習等)が移転します。神田消防署新庁舎と同じ場所です。
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下町の華 隅田川 T |
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大正12年、関東大震災後の復興計画のひとつとして昭和3年に完成した言問橋 「伊勢物語」の主人公、在原業平にちなんで付けられた由来があります。「名にしおはば、いざ言問わん都鳥 我が思ふひとはありやなしやと」の歌からとったものといわれております。同様に近くには業平橋もあります。
在原業平は、政争に敗れ恋心を抱いた藤原高子を失い、失恋と失意の中を悶々とした気持ちで東国に旅立ち「なお行きゆきて武蔵国と下総の国との中に、いと大きなる川あり、それを隅田川といふ。その川のほとりに群いて思ひやれば、限りなく遠くも来つるものかなとわびあえるに、渡守はや舟に乗れ、日も暮れぬと言うに、乗りて渡らんとするに、皆人ものわびしくて、京に思ふ人なきにしもあらず。さる折しも、白き鳥のはしと足の赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ、魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず、渡守に問ひければ、これなん都鳥といふを聞きて、 名にしおはば、いざ言問わむ 宮古鳥 わが思ふ人は ありやなしやと(伊勢物語九段「都鳥」より) 古代ののどかな情景の中に連綿として続いてきた歴史がここには有ります。
在原業平 ありわらのなりひら 天長二〜元慶四(825-880) 通称: 在五中将. ―略伝― 平城天皇の孫。平安初期の歌人、六歌仙の一人。 和歌は「古今集」などに見られる。 ※余談ですが当時の教養人としては書道と和歌に嗜み堪能している事が必須でしたが時代が変わっても当てはまるようですね。 |
下町の華 隅田川 V |
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いつの時代も楽しい事に興ずる事は同じですが、隅田川沿いには悲惨な歴史も刻まれております。言問橋より下流には蔵前橋が架かってますがその際に同愛記念病院が、関東大震災の地域救済医療事業を目的として設立されました。 大正12年9月1日、関東大震災に際し、当時の駐日米国大使は、直ちにその惨禍の詳細を本国政府に報告し、これにもとづき、米国赤十字社が中心となって救援金品の募集に着手し、あらゆる機会を利用して米国全国民に日本救援を呼びかけ、その結果、永久に記念し、被災民を始め、一般貧困者の救援のため、震災中心地域に救療事業を行う病院を設立することに決めその結果、大正13年4月に設立された、とのことです。
写真は同愛記念病院脇より隅田川厩橋方面を眺める
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下町の華 隅田川 W |
関東大震災では墨田区、台東区を中心に死者、行方不明者が約13万5千人、昭和20年の3月10日、東京大空襲では死者約10万人の多くの人々が亡くなり葬られています。広島、長崎の被爆を除けば戦禍において最大級の被災者を生んだ地域でも有ります。これを記念し東京都が1990(平成2)年に、「東京都平和の日条例」で制定しました。 (都民ひとりひとりが平和について考える日 3月10日) 現在の国際状況からして各人が過去の幾多の歴史から教訓を学び取り考えることも必要かなと思います。
★尚、関東大震災については横浜市在住の地質工学専門家の蒲田文雄氏のHPをご参照下さい。http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/kantoujisin.htm
写真は同愛記念病院前の旧安田善次郎氏別邸〜旧安田庭園(江戸時代中期の元禄年間に築造されたこの庭園は岡山藩主池田候の邸地となったこともあったが、明治時代には安田善次郎氏の所有となる。彼は両替商から一代にして現在の安田財閥を築いた人物です。)
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両国散策 T |
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JR両国駅下車すると大相撲国技館が目に入ります。幾多の記憶に残る名勝負を刻んできました。又、そのすぐ傍には回向院や吉良邸跡等の名跡が沢山有ります。 平成15年初場所では、横綱 貴乃花が引退し、新しい横綱、高砂部屋の朝青龍が誕生しました。
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両国散策 U |
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国技館に隣り合わせて江戸博物館が新名所として多くの来館者を呼んでいます。 葛飾北斎生誕地にちなんでこの通りを北斎通りと呼んでいますが、昔は本所割下水通りと言って昭和20年代には現在の江戸博の所がやっちゃ場(青物市場)で浦安、行徳方面などから生産物を運ぶ馬車が行き交っていました。現在、全くその面影は有りません。 ★葛飾北斎〜冨嶽三十六景等で知られ西洋の印象派画家やひいてはピカソにも影響を与えたとされています。最近は世界的にも注目されているそうです。 「葛飾北斎」でサイトリンクできます。http://www.sanjo.co.jp/hum/hokusai/
北斎通りから江戸博物館を見る |
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